ブラック企業という言葉を、耳にするようになって10年以上が経ちます。『ブラック』とい形容詞が付いた企業であるからには、働く者にとっては悪い企業なのだとイメージしやすく、ネーミングのセンスは悪くはありません。

いまでは、ブラック企業大賞なるものが設定されるほどに社会問題化したブラック企業とはいかなる特徴を持っているのか具体的に5つの項目をあげ、その一つ一つを見ていきたいと思います。

なお、当サイトの管理人はこの記事を書くにあたりブラック企業からの転職方法について特集しているこちらのサイトを参考にしました。
ブラック企業転職支援サイト

少し話が横道にそれたので、本題に戻ります。それではこれから紹介する順番でブラック企業の5つの特徴について見ていこうと思います。

土日出勤・深夜残業が当たり前

ブラック企業の特徴の一つに、労働者の使い捨てがあります。この使い捨ての実態が顕著に表れているのが土日出勤・深夜残業の常態化です。しかも残業代が支給されないサービス出勤・サービス残業です。

ブラック企業には、ブッラク上司が必ず存在します。ブラック上司は、残業代を支給することなく、巧妙に休日出勤・深夜残業を強いてきます。仕事量を増やし、定時内で仕事を終わらないのは、“自分が悪い”という状況を作り出すことよって残業申請できないようにするのです。

仕事量と給料が全く割りに合わない

ブラック企業は、基本給に残業代を含めることで月給の金額を誇張して採用をおこなうことがあります。いわゆる「固定残業代」と言われる制度です。

例えば月給20万円の会社に採用されたものの、入社後に、じつは20万円には残業代80時間分が前もって支払われているものだと分かった。といったケースです。つまり80時間までは、いくらでも残業をさせることができるのです。

そうなると、社員にとっては仕事量に比べて給料が割りに合わなくなります。もしかすると、最低賃金を下回るといった事態にもなりかねません。なお、あなたのお住まいの地域の最低賃金がいくらか気になりましたら地域ごとの最低賃金についてまとめている厚生労働省のこちらのページをどうぞ。
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社内いじめが横行している

ブラック企業の社内環境は劣悪です。長時間労働・休日出勤、低賃金にサービス残業など。このひどい環境で働く社員の精神状態が良いはずはありません。

イライラ、ストレスから対人関係が悪化。強い者は弱い者を、業績の良い者は業績の良くない者に強く当たってしまい、それが発展するとパワハラ・いじめといった問題へと進展していくのです。

また、退職勧奨のターゲットにされた場合には、ブラック上司からだけでなく、ブラック上司の意向を汲んだ社員からもイジメ、仲間はずれを受けることもあります。

会計不正をはじめとした犯罪行為が行われている

ブラック企業において、利益が全てです。利益を上げない社員、企業トップの意向にそぐわない社員はコストとみなされます。

コストとみなされた社員は、ブラック上司による執拗な退職勧奨を受けることになります。社員たちはその様子を傍目に、次は自分かもしれないと恐怖におびえ、結果を出そうとするために、ふと魔が差したとように不正に走ってしまうこともあります。

また、ブラック企業のなかには、研修等を通じて従順な社員になるように育成したり、または、従順な社員のみを残し、そうでない社員は辞めさせてしまうという企業もあります。従順に作り替えられた社員は、企業の不正や犯罪行為を見つけたしても、それに異を唱えることはできず、ただそれを見て見ぬふりをしていくのです。

エース社員が辞めていく

仕事ができる有能なエース社員は、常に自分の置かれた状況を把握しながら仕事をしています。ブラック企業のような劣悪な環境では、自分の将来は暗い、使い捨てにされると考えれば、すぐに辞めていきます。

エース社員は、ブラック企業にいても成績優秀で好待遇を得ているかもしれませんが、長期的に見れば、肉体的、精神的にボロボロになりながらの勤務を続けることを選択はしません。エース社員は、情報収集にも長けているため、好条件の転職先を見つけてブラック企業からいち早く抜け出そうとします。

すぐ逃げるのが一番

ここまで5つのブラック企業の特徴を列挙しましたが、みなさんが、現在お勤めの企業に該当する項目がありますでしょうか。

5つの特徴以外にも、社風が体育会系とか、常に募集をかけているといったものもあります。ブラック企業と一言で言っても、色々な形がありますが、この根底に流れているのは「社員の使い捨て」です。社員をモノと考え、使い物にならなければ、新たに採用すればよい、という経営方針なのです。

ブラック企業と思われる企業にお勤めの方は、元気なうちはよいですが、年月を重ね、ブラック企業体質にどっぷりと浸かってしまっては、肉体的、精神的に取り返しのつかないところまで行ってしまいます。最悪な場合は、精神疾患さらには、自殺にまで及んでしまいます。

20代から30代では、全く未経験の仕事に就けるチャンスは十二分にありますので、取り返しのつかないほどの痛手を被る前に、ぜひ新しい扉を叩くことをお勧めします。